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きのうの朝、スタッフの「まき」が逝きました。
2年間の苦しい闘病から開放され、彼女は一番欲しかった
「自由」をようやく手に入れたのではないかと思います。

でも、今お葬式が終わり、僕も自分の感情に焦点が当たると
急に、愛する妹を失ったような悲しみに襲われます。

お葬式では、弔辞を読ませて頂きました。
弔辞なんて、先日のタモリさんのスピーチしか
聞いたことがありません。
やってみると、まるでうまくしゃべれず
聞きづらいものになってしまいました。
皆さん、申し訳ありませんでした。

今は、まだ「まき」について何をお話したらいいのか
わからないので、直前30分で考えた弔辞の原稿を
そのまま書かせていただきますね。

弔辞
ここでは生前のまま「まき」と呼ばせていただきます。
まきは、職場でも遊びでも、みんなのアイドルでした。
彼女の笑顔や歌やギャグは周りを明るくしました。
出会った頃から、仲間の末っ子の妹でした。

病気になってから、お見舞いに行っても
たくさんのお友達に囲まれ、なかなか2人で
お話することができなかった程です。

まきは目標に、「経済的な自立」と、「親孝行」を掲げて
仕事に励んでいました。
なのに病気になり、ご両親のお世話にならなければならない
事をとても悔しがっていました。
今春、一緒にハワイへ行った時も、
「私のお金で買える、お父さんの大好きなダンヒル」を
まる1日探しました。

数日前、主治医の先生がおっしゃいました。
「今のまきちゃんの頭痛は、骨折に耐えるほどです。
こんなに生命力の強い方を私は見たことがありません。
感動しています。」

この頭痛と肺がんによる苦しさを、私たちが飲むのと同じ頭痛薬で
がんばりました。治るつもりなのでモルヒネを拒否し続けたのです。
そして、満面の笑みで家族にお礼を言い、天に召されました。

お父様がきのう、お通夜の後、ボソッとおっしゃいました。
「私は中学生の時、母を亡くしました。その時は真っ暗になり
天地がひっくり返るほどの悲しみでした。でも今はもっと悲しい・・」

32歳の娘さんを亡くされたご両親の悲しみは
想像に余りあるものと、お察しします。

まき・・・天の上から、まきがしたかった親孝行をしてください。
お父さんとお母さんを守ってください。
そして、もうすぐ産まれて来る、君の妹くみちゃんの
お子さんをしっかり守ってあげてください。

平成20年9月7日   株式会社ジュリア 代表取締役  森 正弘