僕も、40代になって、何かと「考え方」が
変わってきた事があります。

前は、諸先輩方がおっしゃる「今の若いもんは・・・」
という言葉に抵抗感がありました。

「僕らが若い頃だってそうだった。初めから出来た訳じゃない、
何もできなかった頃を忘れてるんだ」
って、その言葉を聴くたび、思いました。

「なんとかっていう古代洞窟の壁画にも、【今の若いもんが・・・】
って書いてあったそうですよ」
なんて言っていました。
でも、今の若者は、本当に昔と違うんだと、思うようになりました。

子供の頃、ピンクレディーの「透明人間」っていう歌が流行りました。

「透明人間あらわるあらわる~うそを言っては困ります、
あらわれないのが透明人間です」

いつか透明人間はできるのだろうか、
透明になったら、まず何をしよう・・・ウヒヒヒッ
自分が透明になる事への憧れが、
大ヒットに繋がったんだと思います。

これは、僕だけの妄想ではないと思います。
その証拠に、当時そんな漫画や映画もいっぱいありました。

でも、実際には一度も透明になれませんでした。

僕らは、全てに記名し写真を載せ、その上で自分の意見を言い
その意見や行動に責任を持つことを、学んできました。

一度、名札をつけて口から出た「言葉」は、
二度と消し去る事はできず、
その言葉で、仲間を守り、時に戦い、お礼を言い、
後悔し、非を認めて、お詫びもしました。

今の若者は、実際に「透明人間」になろうとします。
写真は「プライバシー」という名で断り、
無記名で、攻撃します。
あくまで当事者としては、無口で静か、行動はせず
それがハンドルネームで傍観者、評論家になると
俄然、はっきりした意見を言います。
透明人間リアルにあらわるです。

去年、上記のような意見の言い方をしたスタッフに、
僕はこう言いました。

「この会社は社員の意見を聞かない役員はいないはず。
会社は君の意見が聞きたい。
採用してもっと環境を良くしたいんだ
みんなが君の話を聞きたいと思っているよ。
是非、会議の場で話して欲しいな」

彼は、その後一度も役員と意見を交わすことなく、
「うつ病」の診断書を出し、長期休暇に入りました。
立派な大学院卒の方です。
そういえば彼も、顔写真を拒否する人でした。

ブログの炎上も、学校裏サイトやいじめも、「うつ病」の急増も
自殺の増加も、無関係ではないように思います。

本当に「透明人間」がたくさんいる世の中では
「透明人間あらわるあらわる」はヒットしませんね(笑)

何年か前、宮崎アニメに「顔なし」というキャラがありました。
これも時代を意識したものでしょう。

21世紀の「顔なし君」たち、
現代の自由主義社会では、
努力して夢を実現させても
誰にも、とやかく言われません。
お年寄りになるまで「顔なし君」でいくつもりですか。
そろそろ、向かい合って話しませんか?

今の時代、「記名」、「顔写真」、「責任」付きで、語れる事は
若者にとってそれだけで、立派なブランドかもしれませんよ。