僕が大尊敬する「阿久悠」さんの本は
素晴らしい事をたくさん教えてくれます。

阿久悠さんは、昭和の大作詞家で、去年亡くなりました。
「UFO」「北の宿から」「勝手にしやがれ」「また会う日まで」
と5000曲を発表し、昭和50年代は毎週ヒットチャート50に
15曲は入っているというすごい人です。

阿久悠さんの世の中の見方、ヒット作の生み方に
僕は、とっても興味があるんです。
その本の中にこんな事が書いてありました。

●「人力」 は一人で生きる力
●「人間力」 は人と一緒に生きる力

ここから、僕の話をしますね。
僕には、この「人力」っていうのがまるっきりありません

例えば、キャンプに行きます。
風が吹くと、僕が設営したテントが真っ先に吹っ飛ぶんです。
包丁を持つと、指を切って他人に迷惑をかけます。
できた料理を運ぶと、何かに躓いてひっくり返します。
「僕も何かしなきゃ!」っていつも思って
ウロウロするからみっともない。
キャンプで活躍する人は「人力」があってすごいです。
「一人で何でもできる人」を、ひたすら尊敬します。

というわけで、我が家には、キャンプ用品は
「折りたたみ椅子」しかありません

会社のお店や事務所でも、僕にできる仕事は皆無です。
「森は、そこに座っててくれていいよ・・・じゃま」
よく耳にするセリフです。

子供の頃が最悪でした。
体育、工作、掃除の時間、運動会そしてテスト
学校で行われる、これらは全部「人力」で勝負です。
当然のことながら、いじめに合いました。
母も、「この子は大人になったら生きて行けるんだろうか」
って、不安だったそうです。
本人は「子供のうちに死んだほうがマシ」
だと思うほど不安でした。

短いサラリーマン時代も同じでした。
個人成績を競う営業の会社でしたから、いつもビリでした。
花粉症の季節は、売り上げ「0」が続きました。
その上、お酒が飲めないので、
周りとの付き合いもお客さんの接待も無理でした。
高卒なので、いろんな「学閥」の会にも呼ばれません。

同窓会でも昔の会社の会でも、僕の事を
ほとんどの人が覚えていません。
その上、焦って何もできないのに「僕が!僕が!」
って何もできない事がばれない様に出ようとするから
嫌われ者でした。
その事がばれたら、もうだめだってずっと怖がっていました。

今になって、この事を人前で笑って言える様になりました。

今の僕は、会社のすべての作業はスタッフにお願いしてあります。
最後に残った、神様の榊とお水の交換という尊い仕事も、
2回続けてひっくり返してお皿を割ってしまい、
あきらめて、お任せしました。
自分のオフィスのお掃除も、専門の方に来てもらっています。

学校は、勝負でした。全員に点数と順位が付き
競争させられていました。
どうやら、そこでは僕は生きられないようです。

でも、その後24歳で独立しました。
今、誰とも競争していません。
椅子取りゲームもありません。

今、僕やスタッフに必要なのは、「一芸+チームワーク」です。
みんなひとりひとり、得意分野でプロを目指します。
そして、その分野で困ったら「任せろ!なんとかする!」といいます。
「これが一芸」

仲間の誰かが失敗しました。
失敗は「挑戦した」証拠です。
失敗を責める人なんていません。
本人が一番痛い思いをしているんですから・・・
そしてみんなで、相手が満足するようにリカバリーします。
すぐに会議が始まり、足が動きます。
「これがチームワーク」

社会には「競争」なんてありません。
共に生かしあう「共生」で成り立っています。

「自分はこれだけできるんだ!」ってアピールしたところで
ひとりで成り立ってる会社じゃないんです。
このタイプから変わらない方は、だいたい辞めていかれます。

「どうしたらあの人が気持ちよく笑顔になるのか」って考えて
次の仕事に取り掛かったほうが、いい結果が早く出ます。

どうやら、僕は「人と一緒に生きる力」・・・人間力の方を
もっともっと磨いて、生きていくしかないようです。
独立して20年、少しは磨けているのだろうか。

こんなんが社長で、コーチで、コンサルタントです。

僕の一芸・・・

競争社会にまみれて、その事に疑問を持った人たちに
競争のない会社作り、人づくりを
行動と言葉で伝えていきたいです。
そして、一人でも多くの経営者と社会のリーダーを
育てていく事が僕の使命だと思っています。

「人力」のない僕だからできる事もあるんです。

それをお伝えする学校も名古屋でやっています。
http://www.hidamari-school.com/course03/index.html
「愛されるお店作り」となづけたコースです。
ただ今、4月生あと3名ほど募集中ですよ。

僕は、内外に宣言しています。

森は「経営者とリーダーを育てる日本一」を目指します。