80年代中頃、バブル全盛期に「時代遅れ」
という歌が流行りました。
「酒場では酒を2杯と歌は1曲、
目立たぬように、騒がぬように
時代遅れの男で居たい」
というバブルとは逆の、渋いおっさんの歌です。
サラリーマンの間ではカラオケで、
今もランキングに入るロングヒットだそうです。
なぜ、僕がこんな演歌を知っているかというと、
作詞家「阿久悠」さんの、ファンだからです^^;
ところで、うちの20代のスタッフから出た日報に
こんな、言葉が使われていました。
(以下抜粋コピー)
> 私なんかてんでひよっこです。
> 明日はひょんなことから
今日のブログの主役は、
どうやら江戸っ子のようです(笑)
この2行、たったこれだけのことです。
また、別の20代のスタッフは、
「3丁目の夕日」
という昭和33年が舞台の映画を見て
「あ~あの時代に生まれたかったなあ」
と、つぶやきました。
また、別の若者は、
「ホームセンターで湯たんぽを買って来た!」
と言っています。
また、荷物を「風呂敷」で運ぶ若者。
普通に「腹巻」をして出勤する若い女性
机を他人に差しあげて、「ちゃぶ台」を買った娘
世の中でも、
TVやCMでは、80年代の洋楽を普通にいっぱい流します。
女子高生が歌う「おはこ」ランキングというのも、
実に古い歌ばかりです。
それと女子に「戦国武将」が大流行しています。
僕らが若い頃、「古いもの=ダサいもの」でした。
新しいものや流行を追いかけました。
腹巻やステテコは、恥ずかしくてできませんでした。
ロレックスが流行ると、高いのに、みんな左腕にはロレックスでした。
新曲やニューアルバムにみんな飛びつきました。
ステレオや車などの工業製品も最新型に興味深々でした。
先程の歌「時代遅れ」には・・・「遅れている」とあります。
反対の言葉は、「進んでいる」
つまり、上記のような流行に乗っていると「進んでいる」
流行に乗っていないと「遅れている」
そのまま、「おくれてる~」っていう流行語もありました。
そうです。昔「新しいものは、進んでいた」のです。
バブルのあの頃、女の子に
「君は、有名人で誰が好きなの?」
って聞いて、
「私、上杉謙信が好き~」って
いう女性がいたら、あごが外れたかもしれません。
でも、今はその「新しい=進んだ」という感覚、自体が
若い人にはないようです。
ビートルズも、腹巻も、坂本九も、湯たんぽも、小室哲也も
ピンクレディーも、ちゃぶ台も、織田信長まで、何でも有りです。
それぞれの時代が、レイヤー(階層)になっているようです。
2000年代、90年代、80、70、60・・・年代っていうように
新しいものが先進ではないから、興味が新製品へ行かない。
これは、物を売りにくい世の中です。
今でも、シャネルに飛びつくギャルも有り。
結婚したくないし、車も要らない、という草食系男子も有り。
エコとくっついて、昭和を愛するレトロな若者も有り。
仕事に義務感がまるでない生き方も有り。
ボランティアに強い興味を持つ多くの若者も有り。
コミュニケーションは全てネット上、も有り
90年代も80も70も60も、1600年も有り
さて、これが、21世紀のマーケットです。
どこのだれに焦点を絞って、お役に立ちますか?
コンセプトをきちんと作らないと、
お客様が来ない時代です。
最近、あなたのご商売はいかがですか?
現場の価値を伝える


